虐待の発生要因
平成３０年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果（添付資料）
●養護者による虐待の発生要因（複数回答）
▷虐待者側の要因
・虐待者の介護疲れ・介護ストレス ２．４４７件
・虐待者の障害・疾病 １．７５７件
・被虐待者と虐待者の虐待発生までの人間関係 １．２１４件
・虐待者の性格や人格（に基づく言動） ９１２件
・虐待者の知識や情報の不足 ８４１件
・虐待者の精神状態が安定していない ７２２件
・虐待者の飲酒の影響 ５３４件
・虐待者の介護力の低下や不足 ４６６件
・虐待者の理解力の不足や低下 １４８件
・虐待者の孤立・補助介護者の不在等 １０５件
・虐待者の外部サービス利用への抵抗感 ６０件
・虐待者のギャンブル依存 ２５件
・虐待者に対する「介護は家族がすべき」と言った周囲の声、
世間体に対するストレスやプレッシャー ２件
虐待者側のその他の要因 １８７件
▷被虐待者側の状況
・被虐待者の認知症の症状 １．３７６件
・被虐待者のその他の身体的自立度の低さ ３４４件
・被虐待者の精神障害（疑い含む）、高次脳機能障害、知的障害、認知機能の低下 ３３２件
・被虐待者本人の性格や人格（に基づく言動） ２８２件
・被虐待者が外部サービスの利用に抵抗感がある ５５件
・被虐待者への排便介助の困難さ ５１件
・被虐待者側のその他の要因 ８７件
▷家庭の要因
・経済的困窮（経済的問題） １．０４２件
・家庭内の経済的利害関係（財産、相続） １８１件
・家庭における養護者の他家族（虐待者以外）との関係の悪さほか家族関係の問題 １０９件
・（虐待者以外の）配偶者や家族・親族の無関心、無理解、非協力 １０２件
・家庭におけるその他の要因 ７７件
▷その他
・ケアサービスの不足・ミスマッチ等のマネジメントの問題 ２４件
・その他ケアマネジメントや制度関係の問題 ０件
※回答のあった９．６３７件の事例を集計