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児童虐待相談対応件数の動向について(令和2年1月〜4月分(速報値))

本年1月から4月までの各月における児童相談所での児童虐待相談対応件数(速報値)が公表されています。

・通常、児童虐待相談対応件数は年度単位の数値で公表しています。(平成30年度:159.838件(対前年比+19.5%))

月単位の数値は、自治体ごとの集計処理の影響等(※)があるため、留意が必要です。

全国の合計を見ると、前年同月と比較して、1月は+22%、2月は+11%、3月は+12%、4月は+4%となっています。

・児童虐待相談対応件数等の状況については、引き続き、注視していくが、厚生労働省として、新型コロナ感染症対応による学校休業や、外出自粛等に伴って、子どもや家庭の生活環境が変化する中で虐待のリスクの高まりを懸念しており、4月24日、「子どもの見守り強化アクションプラン」を公表し、地域の見守り体勢の強化を進めています。

なお、国として、上記取組の推進のため、令和2年度第二次補正予算案において、「テレビ電話等を活用した相談支援や関係機関との連携」や「子ども食堂や子どもに対する宅食等の支援を行う民間団体等の取組への支援」などを盛り込んでいます。

※児童虐待相談対応件数は、児童虐待の通告等を受けて児童相談所において対応を行った件数であるが、前月の通告等を翌月に対応した場合は翌月に計上されるほか、自治体によっては年度末までの複数月を通じて対応したときに年度末の3月に計上している場合もあるなど、自治体毎に特定の月の件数のみを単純に比較することは難しい面もあることに留意が必要。全体的な動向を把握するため、月単位での件数を速報値として集計したものであるため、今後、精査を行う過程で、数値が変動することがあります。

※自治体ごとの数値は厚生労働省のHPから確認できます。