サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
サービス付き高齢者向け住宅は、「高齢者住まい法」の改正により創設された介護・医療と連携し高齢者の方の安心を支えるサービスを提供するバリアフリー構造の住宅です。
住宅としての居室の広さや設備、バリアフリーといったハード面の条件を備えるとともに、ケアの専門家による安否確認や生活相談サービスを提供することなどにより、高齢者の方が安心して暮らすことができる環境が整えられた住宅で、都道府県、指定都市、中核市に登録されています。
※登録状況(H29.12末時点) 戸数225.374戸 棟数6.877棟
◉登録基準
●ハード
・床面積は原則25㎡以上
・構造・設備が一定の基準を満たすこと
・バリアフリー構造であること(廊下幅、段差解消、手すり設置)
●サービス
・必須サービス 安否確認、生活相談
・その他のサービスの例 食事の提供、清掃・洗濯等の家事援助
●契約内容
・長期入院を理由に事業者から一方的に解約できないこととしているなど、居住の安定が図られた契約であること
・敷金・家賃、サービス対価以外の金銭を徴収しないこと
◉入居者要件
・60歳以上の方または要支援・要介護認定者
※サービス付き高齢者向け住宅の現状と課題(国土交通省)
・入居費用は、家賃、共益費、サービス費(生活相談・見守り)で、月額10万円程度
・要介護度の進行等に伴う入居継続に関して事業者が感じた課題
(入居者の要介護度や認知症が進行した際には、要介護者のための設備の整備、看取りを行える体制の確保などを課題と感じている事業者が多い)
・介護サービス利用に関する指摘
(サ高住において、必要以上に在宅サービスの提供がなされているのではないかとの指摘がある)