消費動向調査(令和7(2025)年6月)
結果の概要 調査基準日:6月15日
消費者マインドは、持ち直しの動きがみられる(基調判断上方修正)
・今後の暮らし向きの見通しなどについての消費者の意識を捉える消費者態度指数は、6月は前月と比較し1.7ポイント上昇、2か月連続の上昇となった。
・また、消費者の物価予想については、「上昇する」と見込む割合は9割を超えている。
・こうしたことから、消費者マインドは、持ち直しの動きがみられる。
1 消費者の意識(二人以上の世帯、季節調整値)
⑴消費者態度指数
令和7(2025)年6月の消費者態度指数は、前月差1.7ポイント上昇し34.5であった。
⑵消費者意識指標
消費者態度指数を構成する各消費者意識指標について、令和7(2025)年6月の動向を前月差でみると、「耐久消費財の買い時判断」が2.8ポイント上昇し、28.2、「暮らし向き」が2.2ポイント上昇し32.4、「雇用環境」が1.0ポイント上昇し38.3、「収入の増え方」が0.6ポイント上昇し38.9となった。また、「資産価値」に関する意識指標は、前月差1.6ポイント上昇し40.8となった。
⑶基調判断
消費者態度指数の動きから見た6月の消費者マインドの基調判断は、持ち直しの動きがみられる。(上方修正。前月の表現:弱含んでいる。)
2 物価の見通し(二人以上の世帯)
令和7(2025)年6月の1年後の物価に関する見通しで、最も回答が多かったのは「上昇する(5%以上)」(48.8%)であった。
前月差でみると、「変わらない」が1.0ポイント増加、「低下する」が0.3ポイント増加したのに対して、「上昇する」が1.5ポイント減少した。
消費者の物価予想については、「上昇する」と見込む割合は9割を超えている。
内閣府 令和7年7月3日
参考 内閣府マンスリー・トピックスNo.76 消費者マインドの動向と家計の節約行動(令和7年6月26日)
こちらは、必ずしも内閣府の見解を示すものではありませんが、消費者マインドは弱含んでいるという内容です。