年金制度改正法案の概要(修正部分)
令和7年5月30日衆議院で修正のうえ、可決されました。
Ⅰ 5 将来の基礎年金の給付水準の底上げ
① 政府は、今後の社会経済情勢の変化を見極め、次期財政検証において基礎年金と厚生年金の調整期間の見通しに著しい差異があり、公的年金制度の所得再分配機能の低下により基礎年金の給付水準の低下が見込まれる場合には、基礎年金又は厚生年金の受給権者の将来における基礎年金の給付水準の向上を図るため、基礎年金と厚生年金のマクロ経済スライドによる調整を同時に終了させるために必要な法制上の措置を講ずるものとする。この場合において、給付と負担の均衡がとれた持続可能な公的年金制度の確立について検討を行うものとする。
② ①の措置を講ずる場合において、基礎年金の額及び厚生年金の額の合計額が、当該措置を講じなかった場合に支給されることとなる基礎年金の額及び厚生年金の額の合計額を下回るときは、その影響を緩和するために必要な法制上の措置その他の措置を講ずるものとする。
福岡大臣会見概要
法案については、今後の社会経済情勢を見極めた上で、基礎年金の給付水準の低下が見込まれる場合に、マクロ経済スライドを早期に終了させ、将来の幅広い世代の基礎年金の給付水準の確保を可能とする趣旨で、衆議院において修正の上、可決されたものと承知しています。 以下略