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福岡大臣会見概要(令和7年3月28日)引き取り手のない遺体について

記者:

引き取り手のない遺体について伺います。令和5年度、引き取り手がなく自治体が火葬を行なった遺体が、全国で4万人余りになるとの推計が公表されました。単身高齢者の増加に伴い今後さらに増えることが予想されますが、どのように対応していくかお聞かせください。

大臣:

高齢化の進展や一人世帯の増加等により、引き取り手のない御遺体・御遺骨が増え、自治体が対応に苦慮しているとのご指摘を踏まえ、自治体における引き取り手のない御遺体等の取扱いについて実態を把握するため、令和6年度調査研究事業を実施したところです。昨日公表された報告書において、自治体へのアンケート結果や有識者の方々へのヒアリング結果を踏まえ、課題や今後の対応の方向性を整理するとともに、令和5年度の引き取り手のない御遺体数が、推計約4万2.000人であることも盛り込まれているところです。厚生労働省としては、報告書に盛り込まれた「引き取り手のない御遺体・御遺骨にかかる自治体の対応例」を国の手引に盛り込み、全自治体に周知するとともに、今後の自治体の実務が円滑に進むようにしていきたいと考えています。加えて、各自治体のマニュアルの整備状況や対応事例等についても、今後も調査研究を継続していきたいと考えています。

 

※令和7年4月13日 大臣会見概要 地域共生社会の更なる推進と身寄りのない高齢者の方々への対応について