福岡大臣会見概要(高額療養費制度について)令和7年2月14日
会見の詳細
閣議等について
大臣:
先ほど、患者団体の皆様方とお会いし、多数回該当の見直しを凍結し、据え置くことをお伝えしました。これにより、現在、毎月治療を受けておられる方や、長期処方で90日分の薬を受け、多数回該当の対象になっている方の経済的負担については変わらないことになります。。今回の高額療養費の見直しについては、高齢化の進展や高額薬剤の普及等により、高額療養費の総額が医療費全体の倍のペースで伸びている中で、日本が誇るべき大切なセーフティネットである高額療養費制度を将来にわたって堅持していくためにも必要だと感じています。仮に、今回の高額療養費の見直しを全て行わないこととした場合、現役世代であれば年間3.000円から4.200円の保険料の負担増に対応しないということになりますが、保険料負担に対する不安の声も切実であり、その払拭も課題だと感じています。一方で、私自身、一昨日もそうですし、本日もお会いした中で、患者の皆様方からは、特に長期にわたって療養を続けられている方々が、今回の見直しに対して大変不安を感じていらっしゃることは事実であり、そうした方々の思いに最大限寄り添う必要があると判断いたしました。そこで、冒頭申し上げた通り、年4回以上高額療養費の上限を超えてお使いになっている方々については、追加的な金銭面での負担が生じないようにしました。今回、患者の皆様方のお声を真摯に受け止めた上で、長期にわたって治療を継続される方々に最大限寄り添った解決策をまとめたものと考えており、できる限りご理解をいただけるよう、今回の見直しの趣旨や内容について説明に努めてまいりたいと感じています。私からは以上です。
質疑
記者:
確認で2点、事実関係を伺います。多数回該当の凍結というのは、つまり全体の引き上げは当初の予定通り行いますが、多数回該当の部分については全ての所得区分で現行の価格を維持するということでよろしいでしょうか。
大臣:
そういうことです。
以下略