消費動向調査(令和6(2024)年12月実施分)結果の概要
(※調査基準日:12月15日(日)調査票回収期間:12月6日(金)〜20日(金))
消費者マインドは、改善の足踏みがみられる(基調判断据置き)
⚪︎今後の暮らし向きの見通しなどについての消費者の意識を捉える消費者態度指数は、12月は前月と比較し0.2ポイント低下し、2か月ぶりの低下となった。
⚪︎また、消費者の物価予想については「上昇する」と見込む割合は9割を超えている。
⚪︎こうしたことから、消費者マインドは、改善に足踏みがみられる
1 消費者の意識(二人以上世帯、季節調整値)
⑴消費者態度指数
令和6(2024)年12月の消費者態度指数は、前月比0.2ポイント低下し36.2であった。
⑵消費者意識調査
消費者態度指数を構成する各消費者意識指標について、令和6(2024)年12月の動向を前月差でみると、「雇用環境」が0.2ポイント上昇し41.2となった。一方、「耐久消費財の買い時判断」は0.5ポイント低下し29.4、「暮らし向き」は0.2ポイント低下し34.1となった。「収入の増え方」は前月と変わらず40.2であった。
また、「資産価値」に関する意識指標は、前月比0.2ポイント上昇し43.4となった。
⑶基調判断
消費者態度指数の動きから見た12月の消費者マインドの基調判断は、改善に足踏みがみられる。(据置き)
内閣府 消費動向調査(令和6年12月実施分)2025年1月8日
※消費動向調査概要
「消費動向調査」は、消費者の暮らし向きに関する考え方の変化や物価の見通しなどをとらえ、景気動向の把握や経済政策の企画・立案の基礎資料とすることを目的として、毎月実施しています。
調査結果は、「消費者態度指数」(報道などでは、「消費者マインド」という表現が用いられることもあります。)「1年後の物価の見通し」として公表しています。(その他、耐久消費財等の保有買換状況(年1回)も調べています。)
「消費支出金額」は調べておりません。
※その他景気に関する指標として、GDP、日銀短観、景気動向指数、機械受注統計調査報告、法人企業景気予測調査、企業行動に関するアンケート調査等があります
参考 内閣府HP「景気統計」