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家計簿からみたファミリーライフ(令和6年)

第4章 年齢階級別に見た暮らしの特徴(二人以上の世帯)

1 30歳未満で多い住居費

世帯主の年齢が低い世帯ほど、借家に住む世帯の割合が高いため、家賃地代を含む、住居費の支出が多くなる傾向にあります。特に30歳未満の世帯では家賃地代の支出が住居費の90.9%を占め、他の年代に比べ最も高くなっています。なお、世帯主の年齢が高い世帯ほど持家に住む割合が高いため、設備修繕・維持の支出が多くなる傾向にあります。

2 30歳代で多い子供用衣料など

世帯主が30歳代の世帯では、幼児のいる割合が高いため、子供用衣料などが他の年代に比べ多くなっています。

3 40歳代及び50歳代で多い教育関係費

世帯主が40歳代及び50歳代の世帯は、子供が成長し、授業料、学習参考書代、仕送り金、塾の費用などの「教育関係費」の支出が他の年代に比べ多くなっています。世帯主が40歳代の世帯では、子供が中学校や高校に在学している世帯の割合が高いため、学習塾や家庭教師への月謝などが含まれる「補習教育」のほか、学校給食や文房具などを含む「その他の教育関係費」の支出が他の年代に比べ多くなっています。世帯主が50歳代の世帯では、子供が親元を離れ、大学に進学する世帯が高いため、子供への「仕送り金」の支出は、40歳代の世帯の1.7倍になっています。

4 60歳代で多いスポーツ施設使用料

フィットネスクラブなどの「スポーツ施設使用料」の支出金額をみると、60歳代の世帯が最も多く、最も少ない30歳代の世帯の3.7倍になっています。なお、消費支出に占める「スポーツ施設使用料」の割合も60歳代の世帯が最も高くなっています。

5 70歳以上で多いサプリメントなどの支出

サプリメントなどの「健康保持用摂取品」の支出金額をみると、70歳以上の世帯が最も多く、最も少ない30歳未満の世帯の4.5倍になっています。また、消費支出に占める「健康保持用摂取品」の割合も70歳以上の世帯が最も高くなっています。

※健康保持用摂取品には、青汁、ローヤルゼリー、サプリメントなどが含まれます。

 

※3章4 変わる季節性 「購入時期が早まる通学用かばん」

 

総務省統計局「家計簿からみたファミリーライフ(令和6年)」より