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ノロウイルスに関するQ&Aについて

ノロウイルスによる食中毒及び感染症の発生を予防するため、ノロウイルスに関する正しい知識と予防対策等について理解を深めていただきたく、厚生労働省において、次のとおりノロウイルスに関するQ&Aを作成しました。今後、ノロウイルスに関する知見の進展等に対応して、逐次、本Q&Aを更新していくこととしています。 最終改定:令和3年11月19日

 

Q1 ノロウイルスによる胃腸炎はどのようなものですか?

A:ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。

ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、嘔吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。

ノロウイルスについてはワクチンがなく、また、治療は輸液などの対症療法に限られます。従って、皆様の周りの方々と一緒に、次の予防対策を徹底しましょう。

⚪︎患者のふん便や吐ぶつには大量のウイルスが排出されるので、

⑴食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。(詳しくはQ16をご覧ください)

⑵下痢やおう吐等の症状のある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう(詳しくはQ18をご覧ください)

⑶胃腸炎患者に接する方は、患者のふん便や吐ぶつを適切に処理し、感染を広げないようにしましょう。

⚪︎特に、子どもやお年寄りなど抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べましょう。また、調理器具等は使用後に洗浄、殺菌しましょう。(詳しくはQ15、17をご覧ください)

 

厚生労働省HP「ノロウイルスに関するQ&A」

 

※ノロウイルスの発生状況

令和元年212件→令和2年99件→令和3年72件→令和4年63件→令和5年163件