「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書 使用期間:令和7年度〜令和11年度
食事摂取基準の改定の趣旨
食品摂取基準は、健康増進法第16条の2に基づき厚生労働大臣が定めるものとして、国民の健康の保持・増進、生活習慣病の発症予防を目的として、食事によるエネルギー及び各栄養素の摂取量について、「食事による栄養摂取量の基準」(平成27年厚生労働省告示第199号)として示すものである。
この食事摂取基準は、科学的根拠に基づく栄養政策を推進する際の基礎となるものとして、また、事業所給食、医療・介護施設等の管理栄養士、医師等が健常者及び傷病者の栄養・食事管理、栄養指導等に活用できるものとして、2005年版の策定以降、5年ごとに改定を行ってきた。
厚生労働省は、令和7年度から適用する食事摂取基準を策定するため、「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会及びワーキンググループを設置し、栄養に関する国内外の最新の知見、各種診療ガイドラインの改定内容等を参照しつつ、科学的な検討を重ねてきた。
令和6年度から開始した健康日本21(第三次)では、その方針として、生活習慣の改善、主要な生活習慣病の発症予防・重症化予防の徹底を図るとともに、社会生活を営むために必要な機能の維持・向上等の観点も踏まえた取組を推進することが掲げられている。今回の食事摂取基準は、こうした健康・栄養政策の動向を踏まえた内容としており、この一環として、「生活習慣病及び生活機能の維持・向上に係る疾患等とエネルギー・栄養素との関連」の節では、生活機能の維持・向上の観点から、生活習慣病に加えて、新たに骨粗鬆症とエネルギー・栄養素との関連も整理した。
令和6年10月11日(金)
世界骨粗鬆症デー:(World Osteoporosis Day)10月20日
世界共通テーマ: Say no to fragile bones (弱った骨はダメ、丈夫な骨をめざそう)
3⑸ 骨粗鬆症 P462〜