令和5年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果(概要)について
調査対象 小学校5年生:約99万人 中学校2年生:約92万人
調査結果の概要
1 児童生徒の体力
体力合計点の状況:体力合計点については、令和4年度調査との比較では回復基調であるが、コロナ以前の水準には至っていない。
(令和4年度・令和元年度との比較)
・体力合計点については、令和4年度との比較では回復傾向がみられるが、令和元年度(コロナ前の調査)の水準には至っていない。
・令和4年度と比較すると、小・中学校ともに回復の度合いに男女間で差がある。
※体力合計点 令和4年度との比較
小学校男子 +0.3 小学校女子 ±0 中学校男子 +0.3 中学校女子 -0.2
2 運動習慣・生活習慣・運動意識の状況
(令和4年度・令和元年度との比較)
・体育の授業以外の運動時間は、減少傾向が続いている。
・運動意識については、小・中学校男子はコロナ以前より高まっているが、小・中学校女子は戻っていない。
・肥満の割合、睡眠時間は、令和4年度に比べ顕著な回復傾向がみられる。コロナ以前の水準には至っていないが、中学校男子の睡眠時間はコロナ以前を上回った。
・スクリーンタイムは、コロナ以前から引き続き増加が続いている。
3 学校における体力向上の取組状況
※令和4年度の学校の取組状況
体育の授業以外で体力向上の取組を全ての児童生徒に対して実施した学校の割合は、小学校では増加したものの、中学校については減少している。
4 幼児の運動促進のための取組状況※令和5年度の取組状況
幼児の運動促進のための取組をしている(予定を含む)自治体の割合は、都道府県、政令指定都市で増加し、市区町村は横ばいであった。また、市区町村の取組状況については、コロナ以前の水準まで至っていない。
令和5年12月 スポーツ庁