将来推計人口(令和5年推計)の概要
⚫︎将来推計人口は、国勢調査(2020年調査)を出発点とした日本の将来人口を国立社会保障・人口問題研究所が推計したものであり、5年ごとに実施(今回の推計は、コロナ禍による影響を受け、スケジュールは1年遅れて6年ぶり)
⚫︎前回推計より出生率は低下(1.44→1.36)
⚫︎前回推計より平均寿命が延伸し、外国人の入国超過数も増加することで、総人口の人口減少は緩和
推計結果
⚪︎今後、わが国の人口は、2020年の1億2.615万人から、2070年には8.700万人に減少。
⚪︎高齢化も進行し、65歳以上人口割合は2020年の28.6%から一貫して上昇し、2070年には38.7%へと増加。
前回推計(平成29年推計)との比較
⚪︎前回推計と比べ、将来(2070年)の出生率は1.44から1.36に低下。一方で、平均寿命は延伸し、外国人の入国超過数は増加する見通し。
⚪︎その結果、50年後(2070年)の姿を比較すると、
・前回推計の8.323万人から今回推計では8.700万人に増加
・高齢化率は、前回推計の38.3%から今回推計では38.7%
と横ばい
と総人口の人口減少は緩和。
※長期の投影に際しては、コロナ禍におけるデータは除外
*出生仮定を変えた場合の2070年の総人口、高齢化率
高位推計(1.64):9.549万人(35.3%)
低位推計(1.13):8.024万人(42.0%)
※令和5年将来推計人口は令和5年4月26日公表
第3回社会保障審議会年金部会 2023年5月8日 資料3より