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厚生労働省履歴書様式例について

この様式例は、雇用主が、履歴書の提出を一般の求職者等に求める際に広く参考としていただけるよう令和3年4月16日に厚生労働省において作成されたものです。この様式例を参考にしつつ、公正な採用選考をお願いします。

※厚生労働省では、これまで、「JIS規格の様式例に基づいた履歴書」を参考とするよう推奨していましたが、現在その様式例は削除されています。

*公正な採用選考を実施していただくために、応募者に提出してもらう履歴書は、就職差別につながるおそれのある事項を含まないものを用いることが重要です。どのような履歴書にすればよいのか分からない場合は、まずはこの様式例を使用してみてください。

*一方、募集したい人材に応じて、応募者に記載させる項目を雇用主が独自に設けたり、この様式例以外の応募書類やエントリーシートを使用する場合もあります。その場合も、この様式例を参考にして、公正な採用選考の考え方に基づいたものとなっているかどうかをよくご検討の上、使用してください。

 

様式例と比較して、増えている項目はどんな内容でしょうか。

*就職差別につながるおそれのある事項を含まないようにするためには、増えている項目を募集する職務の内容に照らして、把握する必要性について、応募者本人の十分な納得が得られるものであるかをよく検討してください。

*応募者に、把握する理由を聞かれた場合にも、その必要性をしっかり説明できるよう、採用担当者間でよく話し合い、共有しましょう。

様式例の中に確認しなくてもよい項目はないでしょうか。

*様式例と比較して、応募者に求める項目を既に減らしている企業もあります。これは、各企業で、募集する求人の職務内容に照らし、採用選考に必要な事項をしっかりと検討した上で、より少ない情報でも応募者の適性や能力を評価できるよう社内で工夫した結果と考えられます。

*このような工夫も、公正な採用選考の取り組みの一つと考えられます。

 

令和5年度版「事業主の皆様へ 採用選考自主点検資料〜公正な採用選考を行うために〜」より

 

厚生労働省履歴書様式例はハローワークインターネットサービス「履歴書・職務経歴書の書き方」からも入手できます。

 

※変更点(従来の履歴書様式例と異なる点)

1 性別欄は任意記載欄となります。

2 各欄(「通勤時間」「扶養家族数(配偶者を除く)」「配偶者」「配偶者の扶養義務」)の4項目は設けないこととします。