AIセーフティ・インスティテュートの設立について
1 概要
AIの安全性に対する国際的な関心の高まりを踏まえ、AIの安全性の評価手法の検討等を行う機関として、米国や英国と同様に、日本においても、AIセーフティ・インスティテュートを令和6年2月14日設立した。同機関は、内閣府をはじめ関係省庁、関係機関の協力の下、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)に設置され、諸外国の機関とも連携して、AIの安全性評価に関する基準や手法の検討等を進めていく。
所長には、今月1日に内定していた、元日本IBMのAI研究者で、現在は損保ジャパンCDO(チーフ・デジタル・オフィサー)で京都大学防災研究所客員講師の村上明子氏が就任した。
2 AIセーフティ・インスティテュートの主な業務内容(暫定)
⚪︎安全性評価に係る調査、基準等の検討
⚪︎安全性評価の実施手法に関する検討
⚪︎他国の関係機関(英米のAIセーフティ・インスティテュート等)との国際連携に関する業務
3 関係省庁・関係機関
関係省庁:内閣府(科学技術・イノベーション推進事務局)、内閣官房、警察庁、デジタル庁、総務省、外務省、文部科学省、経済産業省、防衛省
関係機関:情報通信研究機構、理化学研究所、国立情報学研究所、産業技術総合研究所
4関連リンク
AIセーフティ・インスティテュートホームページ
AISA Japan – AI Safety Institute
令和6年2月14日 内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局