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「生活不活発病」について

生活不活発病とは、「動かない」(生活が不活発な)状態が続くことにより、心身の機能が低下して、「動けなくなる」ことをいいます。

避難所での生活は、動きまわることが不自由になりがちなことに加え、それまで自分で行なっていた掃除や炊事、買い物等などができなかったり、ボランティアの方等から「自分たちでやりますよ」と言われてあまり動かなかったり、心身の疲労がたまったり・・・また、家庭での役割や人との付き合いの範囲も狭くなりがちで、生活が不活発になりやすい状況にあります。

生活が不活発な状態が続くと心身の機能が低下し、「生活不活発病」となります。特に、高齢者の方や持病のある方は生活不活発病を起こしやすく、悪循環となりやすいため、早期に対応することが大切です。

予防のポイント

⚪︎毎日の生活の中で活発に動くようにしましょう。(横になっているより、なるべく座りましょう)

⚪︎動きやすいよう、身の回りを片付けておきましょう。

⚪︎歩きにくくなっても、杖などで工夫をしましょう。(すぐに車いすを使うのではなく)

⚪︎避難所でも楽しみや役割をもちましょう。(遠慮せずに、気分転換を兼ねて散歩や運動も)

⚪︎「安静第一」「無理は禁物」と思いこまないで。(病気の時は、どの程度動いて良いか相談を)

※以上のことに、周囲の方も一緒に工夫を(ボランティアの方等も必要以上の手助けはしないようにしましょう)

※特に、高齢の方や持病のある方は十分気をつけてください。

 

厚生労働省リーフレットより

 

※厚生労働省HPの「石川県能登地方を震源とする地震について」内にも同様のマニュアル・リーフレットが掲載されています。

・生活機能低下予防マニュアル〜生活不活発病を防ぐ〜

・生活機能低下予防リーフレット