「令和5年度 救急業務のあり方に関する検討会」の発足及び開催について
近年の救急自動車による救急出動件数を見ると、高齢化の進展や新型コロナウイルス感染症の感染拡大等を背景として救急需要は増加しており、令和4年中においては、約723万件(速報値)と前年比で大幅に増加するとともに、集計開始以来、最多となりました。新型コロナウイルス感染症は5類感染症へ移行したものの、今後も高齢化の進展や感染症の流行等を背景に、より一層の救急需要の増大が懸念されています。
このような状況の中で、今後も救急業務を取り巻く諸問題への対応を十分に検討し、救急業務を安定的かつ持続的に提供しながら、救命率の向上を図るために必要となる取組を実施することが求められいます。
今年度の検討会では、救急業務の円滑な実施と質の向上や、救急車の適時・適切な利用(適正利用)を推進するために「マイナンバーカードを活用した救急業務の全国展開に係る検討」及び「救急需要の適正化等に関する検討」を行います。
令和5年6月21日 消防庁