リスクアセスメント・労働安全衛生マネジメントシステムについて
⚪︎リスクアセスメント
腰痛予防対策は、各事業場におけるリスクに応じて、合理的・効果的な対策を立てることが重要です。そのためには、作業の種類や場所ごとに、腰痛の発生に関与する要因についてリスクアセスメントを実施する必要があります。
リスクアセスメントとは、職場にある危険の芽を洗い出し、それにより起こりうる労働災害のリスクの大きさ(重大さ+可能性)を見積り、大きいものから優先的に対策を講じていく手法です。
⚪︎労働安全衛生マネジメントシステム
作業管理、作業環境管理、健康管理、労働衛生教育を的確に組み合わせて総合的に推進していくためには、労働安全衛生マネジメントシステムの考え方を導入することが重要です。
リスクアセスメントの結果を基に、「計画を立てる(Plan)」→「計画を実施する(Do)」→「実施結果を評価する(Check)」→「評価を踏まえて見直し、改善する(Act)」という一連のサイクル(PDCAサイクル)により、継続的・体系的に安全衛生対策に取り組むことができます。
職場における腰痛予防対策指針