学校における働き方改革の推進について
教員勤務実態調査(令和4年度)集計 速報値 令和5年5月30日 文部科学省
〜勤務時間の時系列変化〜
・教師の勤務実態に関する調査を令和4年度に実施し、令和5年4月28日に速報値を公表
・前回調査(平成28年度)と比較して、平日・土日ともに、全ての職種において在校等時間が減少したものの、依然として長時間勤務の教師が多い状況。
〜10・11月の業務内容別の在校等時間(1日当たり)〜
・平日については、主に、「授業(主担当)」、「朝の業務」、「学習指導の時間」(小学校)が増加し、「学校行事」、「成績処理」(小学校)、「学校経営」(小学校)、「学年・学級経営」(中学校)、「生徒指導(集団)」(中学校)の時間が減少している。
・土日については、主に、「学校行事」、「部活動・クラブ活動」(中学校)の時間が減少している。
〜長期休業中(8月)の勤務状況〜
・長期休業中(8月)の平日(20日)のうち、所定の勤務時間を勤務した日数は、小学校5.6日、中学校8.4日。
・長期休業中(8月)の勤務日に係る在校等時間は、10・11月と比べて短い。
〜その他の勤務の状況〜
①「教論」の平日の在校等時間は、小学校・中学校共に、特に40歳以下の減少幅が大きい。
②小学校・中学校共に有給休暇の取得日数が増加している。
③部活動顧問の週当たりの活動日数が減少している。
④ほぼ全ての小学校・中学校で、学習評価や成績処理について、ICTを活用した負担軽減に関する取組が実施されている。
「第24回過労死等防止対策推進協議会資料」より
参考 令和4年度学校教員統計中間報告
離職の理由別(病気のため)離職教員数
令和3年度間
公立小学校:757人(うち精神疾患571人(平成30年度間457人))
公立中学校:411人(うち精神疾患277人(平成30年度間242人))
公立高等学校:189人(うち精神疾患105人(平成30年度間83人))