RSウイルス感染症について
RSウイルス感染症(respiratory syncytial virus infection)はRSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。RSウイルスは日本を含め世界中に分布しています。何度も感染と発病を繰り返しますが、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスに少なくとも1度は感染するとされています(国立感染症研究所 ホームページ:IDWR2013年第36号<注目すべき感染症>RSウイルス感染症参照)。症状としては、軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々です。しかしながら、初めて感染発症した場合は重くなりやすいといわれており、乳期、特に乳児期早期(生後数週間〜数ヶ月間)にRSウイルスに初感染した場合は、細気管支炎、肺炎といった重篤な症状を引き起こすことがあります。そのため、特に乳児期早期(生後数週間〜数カ月間)のお子さんがいらっしゃる場合には、感染を避けるための注意が必要です。
厚生労働省HP RSウイルス感染症Q&A(平成26年12月26日)より
※RSウイルス感染症Q&A(令和5年9月29日改訂)をご確認ください。
※令和6年1月15日改訂