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薬の組み合わせについて

一緒にとることを避けたほうがよい組み合わせがあります。薬同士、薬と食品や飲料、薬とサプリメントなど、組み合わせによっては、薬が効きすぎてしまったり、反対に薬の効果が十分に得られなかったりするので、注意が必要です。たとえば、「高血圧の薬であるカルシウム拮抗薬とグレープフルーツジュース」や「眠気防止薬とコーヒーや、いわゆるエナジードリンク等のカフェインを含む飲料」等の組み合わせでは薬が効きすぎて、体に害を及ぼしてしまいます。一方、血を固まりにくくするワルファリンという薬と納豆やクロレラ食品では、薬の効果を十分に得られません。

薬を貰う際には、ほかにも飲んでいる薬やサプリメントなどがあれば、医師や薬剤師などの専門家に伝えるようにしましょう。

 

<お薬手帳>

自分に合った薬を処方してもらうには、医療機関を受診した際に体調や症状をきちんと伝えるだけではなく、医療機関や薬局でお薬手帳を見せるとよいでしょう。「お薬手帳」とは、自分が使っている薬を記録するためのもの。薬局で、薬の名前や飲み方を記入してもらうことができます。医師や薬剤師は、記入されている情報をもとに、副作用や飲み合わせ、薬の名前や飲み方を記入してもらうことができます。医師や薬剤師は、記入されている情報をもとに、副作用や飲み合わせ、薬の量などが適切かどうかを確認します。もし、薬を飲んだ後に体調が変化た場合や、自分で薬を購入した場合には、それを記録するようにしましょう。

お薬手帳は薬局ごとに持つのではなく、1冊に薬の情報をまとめることが大切です。スマートフォンなどで利用できる電子版もありますので、使いやすいものを選んで活用しましょう。

 

厚生労働省HP 広報誌「厚生労働」特集「あなたは大丈夫?間違いやすい薬との付き合い方」より

参考 厚生労働省 日本薬剤師会リーフレット「薬の知識」、PMDA 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構HP  等