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黄砂(Dast and sandstorm:DDS)について

黄砂は従来、黄河流域及び砂漠等から風によって砂塵が運ばれてくる自然現象であると理解されてきました。しかし近年では、その頻度と被害が甚大化しており、急速に広がりつつある過放牧や農地転換による土地の劣化等との関連性も指摘されています。このため、黄砂は単なる季節的な気象現象から、森林減少、土地の劣化、砂漠化といった人為的影響による環境問題として認識が高まっているとともに、越境する環境問題としても注目が高まりつつあります。

なお、日本に飛来する黄砂の粒子の大きさは4μm付近のものが多く、一部2.5μm以下の微小な粒子も含まれているため、PM2.5の測定値も上昇することがあります。黄砂が輸送される過程で、大気汚染物質の発生が多い地域を通過する場合、これら大気汚染物質とともに飛来することもあります。

環境省HPより

 

※黄砂情報提供ホームページ(環境省・気象庁共同情報ページ)

環境省と気象庁が提供する黄砂飛来情報に関する総合リンクサイトです。環境省の黄砂観測ライダーによるリアルタイムの黄砂飛来情報や、気象庁の目視観測によるリアルタイムの黄砂飛来状況や気象庁の目視観測による黄砂実況ページ及び飛来予測などが閲覧できます。

 

参考 「黄砂とその健康影響について」環境省パンフレット

黄砂へばく露することによって、呼吸器疾患や循環器疾患等、人への健康に影響があることが近年報告されてきています。