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健康食品について

はじめに

健康食品とは、一般的に、健康に良いことをうたった食品全般のことをいいます。様々な健康食品が市場にありますが、本来、健康の維持・増進の基本は、「栄養のバランスのとれた食事、適度な運動、十分な休養」です。安易に健康商品で栄養の偏りや生活の乱れを解決しようとせず、食事、運動、休養の質を高めるための補助的なものとして、健康食品を上手に利用することが重要です。

健康食品を利用するときに確認したいポイントは?

1 錠剤・カプセル状の製品は過剰摂取になりがちです。味・香り・容積が備わった通常の食品形状の製品の方が、過剰摂取になりにくいです。

2 広告のキャッチコピーや利用者の体験談のみを信用するのではなく、自分自身で製品に含まれている成分の安全性と有効性に関する情報を調べてみましょう。

3 友人・知人から得た情報は、その情報源をたどって、販売業者の宣伝にすぎない内容ではないか、正確な情報かを確かめましょう。

4 製品の品質等を確認するための、製品中の個別の含有量、製造者の問合せ先が明記してあることを確認しましょう。

5 思わぬ健康被害を受けることがあるので、錠剤・カプセル状の製品を複数利用したり、医薬品的な効果を期待して利用しないようにしましょう。

6 自己判断での医薬品との併用は避け、不調を感じたら必ず医師・薬剤師などの専門家に相談しましょう。

7 高価な製品ほど効果があるとは限りません。同様の製品と比べてみましょう。

健康食品の成分の効果や有害な作用について、どうやって調べればいいですか?

信頼できる情報源として、厚生労働省所管の国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所のウェブサイトに「「健康食品」の安全性・有効性情報」データベースがあります。関心のある成分について、人に対する安全性や有効性に関する情報が確認できます。

健康食品を選ぶときに、参考になる目印はありますか?

健康食品のうち、国が定めた安全性と効果に関する基準などに従って機能性が表示されている食品は「保健機能食品」といい、「特定保健用食品」(通称トクホ)、「栄養機能食品」及び「機能性表示食品」の3種類があります。

※「その他健康食品」は、機能性等を表示することはできません。そのため、「その他健康食品」の広告等は、機能性等の効果を暗示した魅力的なキャッチコピーや「利用者の体験談」などを使って、間接的にアピールしていることがあります。しかし、そのような広告等に示されている効果や安全性は、必ずしも保証されているわけではなく、慎重に選ぶ必要があります。

医薬品のような病気を治す効果をうたっているような「その他健康食品」の中には、医薬品成分が違法に添加され、安全性に問題がある製品もあるため、特に注意が必要です。

 

詳細は消費者庁HP「健康食品」をご確認ください