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健康食品の海外からの購入について

「健康食品」とは、一般に、健康の保持増進に役立つことが期待される食品をいいますが、それさえ食べていれば健康を保てるというものではありません。

健康的な食生活の基本は、さまざまな栄養素を含んだ食品をバランスよく摂ることです。

 

海外から購入するときの注意

●我が国の法律(食品衛生法)で販売などが禁止されているものに該当しないか、よく確認する。

→健康を損なうおそれがあるものとして、アマメシバの粉末等の加工食品、シンフィツム(いわゆるコンフリー)及びそれを含む食品などがあります。

●摂取して短期間で効いてくる、病気状態が改善されるなどの虚偽、誇大とみられる表示がなされていないか、よく確認する。

●外国で健康食品(サプリメントを含む)として販売されているものであっても、医薬品成分が含まれていたり、医薬品的な効き目(効能または効果)がうたわれているものは、日本では医薬品に該当して、輸入できない場合があります。

使用するときの注意

●表示されている「摂取目安量」を守る。

→錠剤、カプセル剤などの形状をしているものは、過剰に摂取することで、思わぬ健康被害を引き起こす恐れがあります。

●医薬品(特に、医師から処方された薬剤)や他の健康食品と併用するときは、医師や薬剤師などの専門家に相談する。

→相互作用を生じて、思わぬ健康被害を引き起こす恐れがあります。

●摂取して体調が悪くなった場合は、すぐに近くの医療機関や保健所に相談する。

 

厚生労働省 啓発パンフレット「健康食品や医薬品、化粧品、医療機器等を海外から購入しようとされる方へ」より

 

参考 厚生労働省報道発表資料 平成24年2月8日 バターバー(西洋フキ)を含む食品の摂取に関する注意喚起についての対応

英国医薬庁がバターバー(西洋フキ)について自主回収等の措置を講じていることから、バターバー又はバターバーを含む食品の摂取については、消費者に対し念のため控えるよう注意喚起するとともに、事業者に対し当面販売を中止するよう指導することとしましたのでお知らせします。

 

※バターバー:ヨーロッパやアジアおよび北アメリカの一部に自生する低木です。バターバーという名前は、温暖な気候の地域において、その大きな葉でバターを包むという伝統的な使用法に起因しています。

バターバーは、中世においては伝染病や発熱の場合に、17世紀には咳、喘息、皮膚創傷の治療に使用されてきました。最近では、バターバーはサプリメントとして泌尿器症状、胃のむかつき、頭痛(偏頭痛など)、アレルギー性鼻炎(花粉症)などの疾患に良いとされています。

一部の国は肝毒性への懸念からバターバー製品の販売を中止しました。

厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』eJIMより