ペットの介護とみとり(共に生きる 高齢ペットとシルバー世代)
ほとんどのペットは人よりも早く歳をとります。別れは辛く悲しいですがペットにとっては飼い主の愛情が全てです。最期までみとるのは飼い主の最後の愛情と責任です。
介護
ペットの介護は飼い主にとって重要な問題です。一人で抱え込まず、家族と協力したり、かかりつけの動物病院に相談し、無理なく続けられる方法で向き合いましょう。
終末期医療(ターミナルケア)
終末期医療とは、末期患者の延命を目的とするものではなく、苦痛をなくし生活の質を向上させる医療のことです。ペットの獣医療は日々進化し、終末期にどこまでどのような獣医療を行うかを考えておく時代になってきています。かかりつけの獣医師とよく話し合い、ペットがその子らしく残りの時間を過ごせる方法を考えてあげましょう。
※人間の年齢に換算した犬・猫の年齢の目安(品種や飼育環境等によって違ってきます)
犬・猫の年齢15歳:人間に換算した年齢 大型犬110歳、 小・中型犬、猫76歳
将来にもっと備えるために
・ペットのための遺言・信託
自分がペットより先に死んでしまったときのために、ペットを誰に託すのか、残した財産をペットのためにどう使うか決めておくことができます。
・老犬・老猫ホーム
ペットを預かり亡くなるまで世話をしてくれる民間業者(第1種動物取扱業)があります。よく調べて相談のうえ、利用するようにしましょう。
・ペット保険
動物病院での負担を軽くするために、ペット保険(ペットのケガや病気の治療費を一部補償する保険)に加入しておく方法があります。加入できるペットの種類や年齢、補償プラン、保険料は様々ですので、よく確認して契約しましょう。
※ペットロスについて
愛するペットを失ったことを悲しむことは決して特別なことではありません。悲しい気持ちを友人などにきいてもらったり、お別れのセレモニーを行うなど、悲しみを十分に吐き出すようにしましょう。
環境省「高齢ペットとシルバー世代」より