とび(職業情報提供サイト 日本版O-NET jobtag)
どんな仕事?
住宅やビル、橋梁、高速道路、ダムなどの工事に伴う足場など仮設構造物の建て方、解体や重量物運搬などを行う。とびの受け持つ範囲は広く、現在では、木造住宅などの建築に伴う棟上げ足場の組立てや解体作業に従事する「建築とび」、足場の組立て、型わく支保工、土止め支保工などの組立てやツーバイフォー工法の組立てを行う「組立とび」、中高層ビルの鉄骨の組立てや橋梁の組立てなど比較的大型の工事を手掛ける「鉄骨とび」、くい打ち、重量物の運搬などの作業をクレーン、デリック、移動式クレーンなどの建設機械やブルドーザー、モーターグレーダー、トラクター・ショベル、パワーショベルなどの車両系建設機械を用いて行う「機械とび」などに専門分化している。工事の大型化・多様化に伴いとびの重要性が増しているが、工事が終わるととびが行なった部分が表に出ることが少ない、縁の下の力持ち的存在である。
※建設業の人材確保・育成に向けて(令和5年度予算案の概要)
●建設業の技能者の約3分の1は55歳以上となっており、他産業と比べて高齢化が進行している。建設業が引き続き「地域の守り手」として役割を果たしていくためには、将来の建設業を支える担い手の確保が急務となっている。特に若者や女性の建設業への入職や定着の促進などに重点を置きつつ、働き方改革をさらに促進し、魅力ある職場環境を整備することにより、中長期的に人材確保・育成を進めていくことが重要である。
●国土交通省・厚生労働省は、業界団体が技能者の処遇改善や技能の研鑽を目指し推進する「建設キャリアアップシステム(CCUS)」の普及促進など、引き続き、両省で連携して建設業の人材の確保・育成に向けた取組を進めていくこととしており、令和5年度予算概算要求において所要の措置を講じる。
※建設事業の時間外労働の上限規制について
2024年4月1日以降、災害の復旧・復興の事業を除き、上限規制がすべて適用されます。