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次世代育成支援対策推進法施行規則の一部を改正する省令案について(概要)②

不妊治療と仕事との両立に関する認定基準を追加した新たな類型の創設

●トライくるみん認定(仮称)、くるみん認定及びプラチナくるみん認定について、それぞれ不妊治療と仕事との両立に関する認定基準を追加した新たな認定基準の類型を設けることとする。

●不妊治療と仕事との両立に関する認定基準の内容は以下のとおりとする。

・次の①及び②の制度を設けていること。

①不妊治療のための休暇制度(不妊治療を含む多様な目的で利用することができる休暇制度や利用目的を限定しない休暇制度を含み、年次有給休暇は含まない。)

②不妊治療のために利用することができる、半日単位・時間単位の年次有給休暇、所定外労働の制限、時差出勤、フレックスタイム制、短時間出勤、テレワークのうちいずれかの制度

・不妊治療と仕事との両立に関する方針を示すとともに、当該方針並びに上記①及び②に掲げる制度の内容を労働者に周知していること。

・不妊治療と仕事との両立に関する研修など労働者の理解を促進するための取組を実施していること。

・不妊治療と仕事との両立を図るための業務を担当する者(以下「両立支援担当者」という。)を選任し、当該両立支援担当者に労働者からの不妊治療と仕事との両立に関する相談に応じさせる措置を講ずるとともに、当該両立支援担当者を労働者に周知していること。

●今般不妊治療と仕事との両立に関する認定基準を追加した新たな類型のプラチナくるみん認定を受けた事業主においては、不妊治療のために利用することができる休暇制度等の内容や、不妊治療と仕事との両立に関する研修労働者の理解を促進するための取組といった不妊治療と仕事との両立に関する事項も含め、次世代育成支援対策の実施状況を公表しなければならないこととする。

その他

●この省令の施行に関し必要な経過措置を定めるとともに、その他所要の規定の整備を行う。

根拠規定

法第13条、第15条の2及び第15条の3第2項

施行期日等

公布日:令和3年11月中旬(予定)

施行期日:令和4年4月1日

参考 不妊治療と仕事との両立に取り組む優良な企業を認定する制度の認定マークのデザインと愛称を12月3日まで募集しています(どちらか一方の応募も可)

※17日まで延長されています。

募集するマークのデザインの愛称は1種類です。既存の「プラチナくるみん」、「くるみん」と「トライくるみん」(仮称)の3種類のマークと愛称に追加する形で、一体的に使用・表示します。厚生労働省のHPの「募集する認定マークのデザインに求めるもの」、「デザイン制作の留意点」、「募集する認定マークの愛称に求めるもの」を参考にしてください。

厚生労働省HPホーム>報道・広報>報道発表資料>2021年11月>不妊治療と仕事との両立支援に取り組む企業を認定するマークのデザインと愛称を募集します