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スマート農業について

スマート農業とは、ロボット技術や情報技術(ICT)を活用して、省力化・精密化や高品質生産を実現する等を推進している新たな農業のことです。

日本の農業の現場では、依然として人手に頼る作業や熟練者でなければできない作業が多く、省力化、人手の確保、負担の軽減が重要な課題となっています。

そこで、日本の農業技術に「先端技術」を駆使した「スマート農業」を活用することにより、農作業における省力・軽労化を更に進められる事が出来るとともに、新規就農者の確保や栽培技術等の継承等が期待されます。

スマート農業の効果の一例として、ロボットトラクタやスマホで操作する水田の水管理システムなど先端技術による作業の自動化により規模拡大が可能になります。

また、熟練農家の匠の技の農業技術を、ICT技術により、若手農家に技術継承することが可能になります。

また、センシングデータ等の活用・解析により、農作物の生育や病害を正確に予測し高度な農業経営が可能になります。

●スマート農業総合推進対策事業(令和3年度予算事業)

<対策のポイント>

スマート農業の社会実装を加速するため、先端技術の現場への導入・実証や、地域での戦略づくり、科学的データに基づく土づくり、教育の推進、農業データ連携基盤(WAGRI)の活用促進等の環境整備の取組を支援します。

<政策目標>

農業の担い手のほぼ全てのデータを活用した農業を実践(令和7年まで)

<事業の内容>

1 スマート農業加速化実証プログラム

先端技術を活用したスマート農業技術を生産現場に導入し、テーマに基づく現場実証や情報提供・経営分析等を実施します。

2 スマート農業普及のための環境整備

①農林水産データ管理・活用基盤等強化

農業データの連携・共有やWAGRI活用促進のための環境整備を支援します。

②農林水産業におけるロボット技術安全性確保策検討

ロボット農機の現場導入に向けた、安全性確保のルールづくり等を支援します。

③次世代につながる営農体系確立支援

新たな営農体系の戦略づくり、データ駆動型農業の実践・展開を支援します。

④データ駆動型土づくり推進

科学的データに基づく土づくりのための土壌診断データベースの構築等を支援します。

⑤スマート農業教育推進

農業大学校等の授業で活用できる教育コンテンツ提供等を実施します。

⑥スマートグリーンハウス先駆的開拓推進

国内外を問わず、スマート技術も駆使した施設園芸の先駆的開拓を支援します。

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