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摂食障害治療支援センター設置運営事業

摂食障害者が、早期に適切な支援を受けられるよう、摂食障害治療における支援体制の在り方を提示し、摂食障害拠点医療機関のネットワーク強化により全国で均一な摂食障害診療を行える体制を整備。

現状

平成30年度からの第7次医療計画により、各都道府県において、多様な精神疾患等に対応できる医療連携体制の構築に向けて、「良質かつ適切な精神障害者に対する医療の提供を確保するための指針」を踏まえて、多様な精神疾患等ごとに医療機能を明確化することとされており、摂食障害全国支援センターとしての国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センターを、摂食障害治療支援センターを各都道府県が指定し、摂食障害の治療支援体制の構築に向けて、知見の集積、還元、診療のネットワーク作り等を引き続き進めていく必要がある。

事業概要

<地域>

摂食障害の特性や支援方法に関する知識・技能が浸透するように取り組むとともに、摂食障害を発症した患者に関わる機会の多くなると見込まれる機関をはじめとした関係者と医療機関との連携を深化し、患者・家族への相談支援や啓発のための体制を充実すること等により、早期発見・早期治療につながる地域の実現を目指す。

<都道府県・摂食障害治療支援センター>

第7期医療計画に基づいて、「都道府県拠点機能」「地域連携拠点機能」「地域精神科医療提供機能」を有する医療機関を指定し、都道府県との協働にによって、摂食障害に関する知識・技術の普及啓発、他医療機関への研修・技術的支援、患者・家族への技術的支援、関係機関との地域連携支援体制の構築のための調整を行う。

<国・全国拠点(摂食障害全国支援センター)>

各摂食障害治療支援センターで得られた知見を集積し、共通した有効な摂食障害支援プログラム、地域支援モデルガイドラインの開発等を行うと共に、都道府県・各センターへの技術的支援を行う。

期待される効果

①摂食障害への早期発見・早期支援の実現

②適切な治療と支援により患者が地域で支障なく安心して暮らすことができる体制の整備の推進

※令和2年4月現在、摂食障害全国支援センター(全国1カ所)、摂食障害治療支援センター(全国4カ所)があります。

全国拠点:国立精神・神経医療研究センター

摂食障害治療支援センター:宮城(東北大学病院)、千葉(国立国際医療研究センター国府台病院)、静岡(浜松医科大学医学部付属病院)、福岡(九州大学病院)