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令和3年度 障害保健福祉部予算案の概要

主な事項

●良質な障害福祉サービス、障害児支援の確保

①良質な障害福祉サービス、障害児支援の確保

障害児・障害者が地域や住み慣れた場所で暮らすために必要な障害福祉サービスや障害児支援を総合的に確保する。

②障害福祉サービス等報酬改定への対応

福祉・介護職員の人材確保・処遇改善にも配慮しつつ、感染症等への対応力強化等を踏まえ、改定率は全体で+0.56%とする。

※うち、新型コロナウイルス感染症に対応するための特例的な評価を+0.05%(令和3年9月末までの間)とする。

改定の基本的な方向性

1 障害者の重度化・高齢化を踏まえた障害者の地域移行・地域生活の支援、質の高い相談支援を提供するための報酬体系の見直し等

2 効果的な就労支援や障害児者のニーズを踏まえたきめ細やかな対応

3 医療的ケア児への支援など障害児支援の推進

4 精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの推進

5 感染症や災害へのリスク対応力の強化等

6 障害福祉サービス等の持続可能性の確保と適切なサービス提供

●地域生活支援事業等の拡充「一部新規」

障害者の理解促進や意思疎通支援など障害児・障害者の地域生活を支援する事業について、地域の特性や利用者の状況に応じ、事業の拡充を図る。

●障害福祉サービス等提供体制の基盤整備(社会福祉施設等施設整備費)

障害者等の社会参加支援や地域生活支援を更に推進するため、就労移行支援事業等を行う日中活動系事業所やグループホーム、障害児支援の拠点となる児童発達支援センター等の整備を促進する。

参考 社会福祉施設等施設整備費補助金(障害者支援施設等における耐震化整備等支援事業)

障害福祉サービス施設等の防災・減災対策を講じるための施設整備(耐震化整備、ブロック塀等回収、非常用自家発電設備の整備、浸水被害等に備えた改修等)に要する費用を補助するとともに、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する観点から、多床室の個室化に要する改修等の経費について補助する。

●聴覚障害児への支援など障害児支援の推進「一部新規」

①医療的ケア児への支援の拡充「一部新規」

地域において、医療的ケア児を受け入れる体制を促進するため、医療的ケア児等コーディネーターの配置を拡充し、相談体制の整備を進めるとともに、医療的ケア児等への支援者の養成、地域で関係者が協議を行う場の設置、医療的ケア児に対応する看護職員確保のための体制構築、医療的ケア児等の家族への支援を行うなど、総合的な支援を実施する。

②聴覚障害児支援の推進 聴覚障害児支援のための中核機能の強化

保健・医療・福祉・教育の連携強化のための協議会の設置や保護者に対する相談支援、人工内耳・補聴器・手話の情報等の適切な情報提供、聴覚障害児の通う学校等への巡回支援、障害福祉サービス事業所等への研修などを行う聴覚障害児支援のための中核機能の整備を図る。

●芸術文化活動の支援の推進「一部新規」

障害者文化芸術活動推進法(平成30年6月施行)を踏まえ、芸術文化活動(美術、演劇、音楽等)を通した障害者の社会参加を一層促進するため、地域のおける障害者の芸術文化活動への支援のための都道府県センターの設置促進や障害者芸術・文化祭を開催する。