遠隔手話サービス等を利用した聴覚障害者の意思疎通支援体制の強化
概要
●新型コロナウイルスの発生により、聴覚障害者が行政機関や学校、保健所への相談や病院への受診等に際して、手話通訳者等の同行が困難な状況にある(※)が、各自治体ともこれらの機関における聴覚障害者等に対する意思疎通支援の体制が不十分です。
(※)手話通訳者の感染が懸念されることや、感染予防のためのマスクの着用等により、口話が困難になってしまうため。
●そこで、都道府県に対して、新型コロナウイルスや災害時にも活用できるよう、遠隔手話サービス(※)を実施するための導入経費を支援することにより感染予防を進め、地域において聴覚障害者が安心して相談等できる体制の整備を図ります。
(※)タブレットやスマホを通じて、遠隔手話を行うことができるサービス(聴覚障害者情報提供施設や民間企業が提供)
詳しくは各自治体にお問い合わせください。
■大阪府にお住まいの方(政令市・中核市以外にお住まいの方)
※公益社団法人 大阪聴力障害者協会では、新型コロナウイルス感染が疑われ、PCR検査や感染症指定病院を受診する際、遠隔手話サービスを利用できるようになりました。詳しくは、協会のHPをご覧ください。(政令市・中核市にお住まいの方は、各役所へお問い合わせください。大阪市・堺市・高槻市・東大阪市・豊中市・枚方市・八尾市・寝屋川市・吹田市)
■大阪市にお住まいの方
※一般財団法人 大阪市身体障害者団体協議会では、遠隔手話通話(コロナ対応)を行なっています。対象者は、大阪市内在住の聴覚障がい者で、新型コロナウイルス感染が疑われ、医療機関などの受診が必要な方です。詳しくは、協議会のHPをご覧ください。
※大阪市では、「大阪市こころを結ぶ手話言語条例」施行後、の新たな取り組みの一環として、区役所など窓口での遠隔手話通訳の利用を平成29年12月から順次進めています。詳しくは、大阪市のHPをご覧ください。
トップページ>くらし>健康・医療・福祉>障がいのある方へ>お知らせ>タブレット端末を利用した遠隔手話通訳等について(2021年3月3日)
※電話リレーサービス(TRS)の概要
聴覚障害者と聴者を電話リレーサービスセンターにいる通訳オペレーターが「手話」や「文字」と「音声」を通訳することにより、電話で即時双方向につなぐサービスです。詳しくは、日本財団のHPをご覧ください(日本財団電話リレーサービスで検索してください)。