がん検診について
1 概要
がん検診については、健康増進法(平成14年法律第103号)第19条の2に基づく健康増進事業として市町村が実施しています。
厚生労働省においては、「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」(平成20年4月1日付け健発第0331058号厚生労働省健康局長通知)を定め、市町村による科学的根拠に基づくがん検診を推進しています。
2 指針で定めるがん検診の内容
・胃がん検診 検査項目 問診及び胃部エックス線検査又は胃内視鏡検査のいずれか 対象者 50歳以上 ※当分の間、胃部エックス線検査については40歳以上に対し実施可 受診間隔 2年に1回 ※当分の間、胃部エックス線検査については年1回実施可
・子宮がん検診 検査項目 問診、視診、子宮頸部の細胞診及び内診 対象者 20歳以上 受診間隔 2年に1回
・肺がん検診 検査項目 質問(問診)、胸部エックス線検査及び喀痰細胞診 対象者 40歳以上 受診間隔 年1回
・乳がん検診 検査項目 問診、乳房エックス線検査(マンモグラフィ)※視診、触診は推奨しない 対象者 40歳以上 受診間隔 2年に1回
・大腸がん検診 検査項目 問診及び便潜血検査 対象者 40歳以上 受診間隔 年1回
●がん検診を受けるには
お住まいの市町村では、健康増進法に基づいて、がん検診を実施しています。ほとんどの市町村では、がん検診の費用の多くを公費で負担しており、一部の自己負担でがん検診を受けることが出来ます。
なお、お勤めの職場や、加入する健康保険組合等でもがん検診を実施している場合がありますので、確認してください。
※がん検診受診要件、受診方法等については、各市町村にお問い合わせください。
参考に大阪市のがん検診受診要件、受診方法を記載します。
●がん検診受診要件
大阪市では次の5項目のいずれにも該当しない方を対象にがん検診を実施しています。
1 ご加入の医療保険や会社等が同等の検診を実施している場合(ご加入の健康保険組合等にお問い合わせください)
2 年度中に同等の検査を会社の検診や病院等で受けられた場合
3 検診部位を病気等で治療中の場合(引き続き治療を継続してください)
4 過去に検診部位の病気をしたことがある場合(検診に適さない場合がありますので医師にご相談ください)
5 自覚症状がある場合(すみやかに医療による詳しい診察・検査等を受けてください)
●受診方法
1 検診実施機関へ電話申込のうえ検診実施機関の指示に従い受診してください。
2 申込時は大阪市の検診を受診希望である旨を必ずお伝えください。
3 検診当日は年齢が確認できるもの(健康保険証など)をご持参ください。
なお、検診実施日はそれぞれ異なりますので、ご予約の際にご確認ください。
※取扱医療機関については、大阪市のHPから確認できます。
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問い合わせ窓口は、お住まいの区の保健福祉センター保健業務担当です。